窓は災害時に重要

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窓は丈夫な方がいい

台風で屋根が飛ばされたというような被害は、窓が割れてそこから強い風が入り、家の中を通って天井を突き抜いて起こるケースがあります。また、強い風が吹いているときに窓を開けてしまうと、窓ガラスが気圧差で割れることがあるため、外の様子が気になっても絶対に窓をあけてはいけません。

今回の台風19号の前には窓ガラスに養生テープを貼ると良いとされて品薄になっているお店もありました。養生テープは窓ガラスが割れるのを防ぐわけではなく、窓が割れてしまったときにガラスが飛び散りにくいというものです。

ガラスの破片が飛散しにくくなるというだけでも、割れてしまったときの対策としてやっておいて損はありません。

延焼には防火ガラスが良い?

近隣の家で火災が発生した場合のもらい火は窓ガラスが割れて火の粉が家の中に侵入するケースが多いようです。イシカワで家を建てるときに、知り合いに火事で家を失った人や近隣住宅が火事になって窓ガラスが割れた人がいたため、火事にとても敏感になっていました。そのため当初は家の裏側と隣の他の家に近い窓ガラスをすべて防火ガラスにすることを検討していました。防火ガラスだと裏の家や隣の家が火事になったときに逃げたり消防がくるまで家の中に火が入るのに少しであっても時間稼ぎができると考えたからです。ビルやアパートなどでみかけるガラスにワイヤーが入った網入りガラスも割れにくく飛び散りにくいので、それでも良いと思っていましたが、網入りガラスが割れにくいというのは間違いで、熱せられることにより熱割れを起こすこともあるようです。

防火ガラスは魅力的でしたが、近隣の家と接する面のガラスだけでも普通のガラスから交換するとなると100万円ほどプラスでかかるということになり、迷った挙句予算的に断念することにしました。

その際に窓にシャッターをつけるという案が出ました。シャッターの方が防火ガラスにするよりは安く済むようです。火災時にシャッターを閉めていなければ意味がないということで、結局、何もしないことにしましたが、もし予算的に安く災害対策をしたいなら、窓の数を少なく、かつ小さくするのも一つの方法だと思います。その窓だけを防火ガラスやシャッターつきにすればもう少し安く抑えられそうですね。