プラスチックの障子が増えている
最近の新築の家では窓には障子ではなくカーテンで障子戸のある家をあまりみかけなくなっている気がします。見学した建売住宅は和室がない家がほとんどで和室があっても障子戸のある家は少なく、私の家も畳の部屋自体を作りませんでした。
和紙やパルプ障子紙は趣があり質感も他のものと違う良さがありますが、ぶつかって破けたり、子供が遊んで破いたり、変色したりと耐久性が少し低いのが欠点です。
今は破れにくく手入れが簡単なプラスチックの障子が増えています。
写真だと暗くみえますが、光を通して部屋には十分な明るさが入ります。外からは中が見えません。
和紙のような模様が入っています。
ガラス窓とは別に障子の戸にも鍵がついているので、鍵は二重になっていました。
また、プラスチック障子は和紙などに比べると気密性が高くなり、冷暖房効率があがります。
子供のころは祖母や母が木枠に糊をつけて障子を張り替える姿を目にして大変だなと思ったものです。障子の張り替えは労力がいりますし、そんなに頻繁にはかえられず破けると紙を貼って穴をふさいだりしていました。汚れもそのままで襖や障子に飲み物をこぼしたシミがずっと付きっぱなしになっていたのを覚えています。(上手とる方法もあるようですが)
その点プラスチック障子ならサッと拭くことができます。
一般住宅では襖もみかけなくなってきていますね。手入れが簡単でより耐久性の優れたものが好まれています。