冷たい隙間風が入ってくるのは玄関
冬になると、家のわずかな隙間から外の冷たい風が入ってきます。冷たい隙間風が入るのは主に玄関。外と家の中の出入りで外の気温の影響を一番受ける場所ではありますが、出入りをせずに閉め切った状態でも寒い場所です。新しい家はだいたい断熱性の玄関ドアを使用していますが、それでも玄関の構造上冷たくなります。
また、玄関埋め込み式ポストの場合は外付けポストより断熱性が落ちます。さらにポストに新聞や回覧板などが挟まると、隙間ができてそこから風が入ってきますね。
リビングが玄関から近いと寒い
玄関を入るとすぐにリビングの扉があるつくりの家では、リビングのドアの隙間から冷たい隙間風が入ってくることもあります。私の家はリビングまでの間にトイレやお風呂場などの前を通る廊下があるので、玄関からの隙間風は気になりません。その代わり廊下が冷たいというのはあります。
実家は玄関とリビングが近く隙間風が入ってきます。暖房をつけていて部屋はあったかいのにドアの前に行くと寒い・・・玄関が近くにない場合でも大きな窓があったり、建て付けが悪かったり、古くなったりすると隙間風は入ってきます。
意図的なドアの隙間
開き戸をみると下に約1㎝の隙間があいていました。
これはアンダーカットというもので、シックハウス対策で住宅に24時間換気が義務付けられてから、換気ができるようにわざと下をカットして床とドアの間に隙間があくようにしたドアが普及しました。
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【開き戸下の隙間】
この換気対策のドアが隙間風の原因。
給気口と排気口のある第三種換気システムはこのようにアンダーカットが施されているドアを使っているようです。ちなみにアンダーカットではなく、四方をカットしたドアもあります。
隙間があくことによって隙間風の他にホコリがたまったり音が漏れたりという問題もあり・・・どうしても気になる場合にはドア用シールテープを貼って防ぐという方法がおすすめです。
室内ドア用や、玄関用、網戸・サッシまで
隙間を塞ぐことで冷暖房効率がアップしますし、虫の侵入を防ぐのにも効果があります。どこからともなく入ってくる小さな虫。玄関収納の下にいつの間にか出来ている蜘蛛の巣はもしかしたら隙間から小さな蜘蛛が侵入しているのからなのかもしれません。
隙間テープは幅・長さ・素材も様々。戸あたりが気になる場合に貼るクッションテープもあり用途によって使い分け可能です。
アンダーカットは子供が足を挟む事故に気をつけよう!
アンダーカットは1cmというわずかな隙間で生活に支障ないように思えますが、小さな子供にとっては危険なところ。子供の小さな足は隙間に挟まってしまい、爪が剥がれたり、皮が剥けるケガをする事故が起きています。
特に一歳児に多いそう。今ちょうど一歳の息子はこのアンダーカットの隙間によく手の指を差し込んでいます。「開けたいけど開かない」という状況でしょうか?子供は小さな穴や狭い隙間が大好きです。
蝶番(ちょうつがい)の方で手の指を挟む事故があることは知っていたのでそちらには気を付けていましたが、これからは足にも気をつけなくてはいけません。
空気の入れ替えにドアを閉め切りたくないときは、ドアストッパーをすると指を挟む心配がなく安全ですね。
感想:2件 |
子どもの足挟み予防には隙間テープも有効ですが、貼ったことで十分な換気ができなくなるという欠点もあり難しいところです。