今はクローゼットのある家が多い
何十年も前の家だとクローゼットがないことが多いのですが、最近の家はクローゼットがあることが普通になっています。寝室には大きなウォークインクローゼットがあり、たくさん収納できるようになっています。
クローゼットがないので、昔は大きなタンスがありました。今では引き出しのタイプのタンスが主流ですが、昔は扉を開けるとコートや服がかけられるようになっているタンスもありました。下の方に引き出しがついていたりします。
母は結婚する際にタンスを持って嫁いだそうです。昔は嫁入り道具にタンスを持って行くというのはよくあることでした。今では嫁入り道具にタンスを持って行くという人は少ないのではないかと思います。
地震時にタンスはリスク
建て替える前の実家はクローゼットが1つもなく、かわりに大きなタンスを置いていました。今思い返してみればそのタンスは地震対策なんてしていませんでした。さらに各部屋にタンスがあるので、家族全員が地震が起きたらタンスの下敷きになってしまう可能性がありました。
私が寝ていた部屋(居間)はサイドボードが頭上にありました。しかも、その上には昔流行った「30万円貯まる」という小銭の入った大きい缶の貯金箱まで乗っていたのです。もしあの当時、就寝時に大地震が起こっていたら・・・家具が倒れるほどの地震だったら自分はこの世にいなかったんじゃないかなと思ってしまいます。大きな地震がしばらくなかった頃なので気持ちが緩んでいたのではないかと思います。そして、家も小さいから家具を避けることがなかなか難しかったりするんですよね。
今の家はクローゼットがついているのが当たり前になっていますし、食器棚(カップボード)も造り付けのものがありますし、サイドボードを置いている家もあるかもしれませんが、リビングに置いて寝室で寝るというのがほとんどではないでしょうか。
我が家は結局クローゼットでも収まりきらずに大き目のタンス(引き出し)を購入することになってしまいましたが、地震の時にはタンスがない方が安全です。