家屋調査
家を建てると固定資産税の基礎となる評価額を算定するための調査があります。これは新築だけでなく増築した家屋も対象です。
実際に資産税課の方が訪問して家の外観だけでなく中まで見ます。仕上げや設備の確認のため、トイレ、お風呂、キッチン、各部屋、小屋根収納も全てチェック対象です。立ち合いは所有者ではなく代理人でもよいですが、建物の平面図、立面図が必要ですので準備しておきましょう。認定長期優良住宅の場合は別に認定通知書の写しとマイナンバーがわかる書類が必要です。
所用時間は30分~1時間ほど
初めて家を建てた方はこの調査のことを知らずに驚くかもしれません。私たちは家を建てたのは初めてでこの調査のことを知らなかったので、本当に訪問調査の必要があるのか、手紙一枚を信用して知らない人を家にあげるのに抵抗がありました。前に家を建てた人に聞いてみたところ家屋調査はあると言われたので納得しましたが、よくわからないと心配ですよね。
調査までの流れ ~新潟市の場合~
引き渡し後、一カ月経過した頃ポストに郵便で市役所から封筒が入っていました。中は「固定資産税(家屋)の調査について(お願い)」という手紙が一枚。
物件所在地と訪問予定の日時が書かれています。封書が届いてから約2週間後でした。
○月○日までに訪問調査の希望日時を電話でご連絡くださいとなっており、その連絡がないと記載されている日時に調査が来ます。
引き渡し
↓
一カ月後 手紙
↓ 2週間後
一カ月半後 訪問調査
となり、管轄の役所や調査の時期で違うかもしれませんが、新潟市の場合は早かったです。
建物の図面のコピーはしておく必要がある?
確認の際には建物の平面図・立面図のコピーが必要です。調査の方はそのコピーに色々書き込んで持ち帰ります。
事前に届いた文書には「可能であればコピーをお願いします」となっています。ですが、あくまで『可能であれば』無理にコピーする必要はありません。
わが家の場合、プリンタはあったのですが、対応サイズの用紙もなくA4への縮小機能も使うとかなり字が小さくなりそう(縮小機能を使ったこともないので使えるかもわからない)だったので、立面図、平面図が間違いなく正しく載っている建築基準法の確認済証の冊子ごと渡してコピーをお願いしました。調査員は近くのコンビニでコピーします。
電話で日時変更をお願いした時に「コピーがなければコンビニでコピーさせていただくので時間がかかります」と言われましたが、自分もコンビニへ行ってコピー機を使用しないといけないので手間もお金もかかるし、コピーは出来ませんと伝えました。
平面図と立面図の原本を渡したくない方は事前にコピーしておいた方がよいですね。ただし、コピー代はもらえませんので自己負担になります。
⇒調査当日に続きます