コンロのまわりは何もない方がいい
キッチンの、特にコンロまわりは広くとった方が良いです。その悪い例として実家はガスコンロのすぐ横に開き戸があります。その開き戸は浴室へとつながる扉で、キッチン側に開くようになっているのでストッパーがコンロとの接触を防いでくれていますが、フライパンの取っ手が飛び出していたらあたってしまう恐れがありとても危険です。設計に関しては何も聞いていなかったので家が建ってからこのつくりに衝撃を受けました。
どうしてこのような家になったかというと『住む人の望み通りの家にしたから』です。
・窓のある壁付けキッチンにしたい
・システムキッチンのガスコンロとシンクの位置にこだわりがある
この二つは新築前の家と同じなので住み慣れた家と同じにしたかったからかもしれません。工務店は対面式キッチンを勧めていたようです。対面式キッチンではなく、壁付けのキッチンにした理由は対面式キッチンだとリビングで遊んでいる子供の様子がみれるというメリットがありますが、小さい子もいないし、窓があった方が調理するのに太陽光が入って明るいという理由からそうしました。ここは料理をしないのになぜか父がこだわりました。
シンクとガスコンロの位置を変えるように希望したのは母です。30年以上住んでいた家のキッチンは左側がシンクで右側がガスコンロになっていました。その間にまな板を置いて包丁で野菜を切ったりと、調理するスペースがあります。その配置の方が自分としてはしっくりくるということであえて当初は右がシンク、左がコンロだったシステムキッチンの配置を変えました。前記事のシステムキッチンは右利き用と左利き用があるにコンロとシンクについて書いていますが、変更前は右利き用になっていました。ちなみに母は右利きです。左利き用でも慣れてしまえばさほど問題なくむしろ人によっては使いやすいというのがわかります。
大家族だとさらに危険
家族が多いとお風呂場のドアをあけるとすぐガスコンロがあるというのはかなり危ないです。母はフライパンや鍋を火にかけるときは取っ手を斜めにしてドアとは接触しないようにしていますが、それでも危険です。 夫婦二人ならどちらか一人がお風呂場にいるのはなんとなくわかりますし、火を使うのはほぼ母だけなので気を付けることができますが、何人も一緒に暮らしていたら一人ひとりの行動を把握できません。洗面所に誰もいないと思って火を使っていたら急にドアが開くなんてこともありえます。遊び盛りの子供だったら気にせずドアをバーンと勢いよくあけてドアが鍋やフライパンの取っ手にあたってしまうかもしれません。
この家のつくりについてはキッチンの配置を妥協するなり、もっと他に良い方法があったのではないかと今でも思います。3年ほど暮らしていて問題がないのであれば大丈夫なのかもしれませんが、それでもやはり危ないと感じています。